「これって粗大ごみ？」「どうやって申し込むの？」江東区での粗大ごみ処分、初めてだと迷うことも多いですよね。ルールを間違えると収集されないこともあり、不安に感じる方も多いはず。でも心配いりません。江東区では、区の回収サービスに申し込むのが基本。流れがわかれば難しくありませんし、急ぎの場合は不用品回収業者に依頼する方法もあります。状態の良い家具や家電なら、リユース・リサイクルも検討できます。

この記事では、申し込み方法・処理券の使い方・収集当日の注意点までをわかりやすく解説。すぐに片付けたい方向けに、即日対応業者の情報もまとめています。江東区での粗大ごみ処理に、ぜひご活用ください。

江東区で「粗大ゴミ」に該当するものとは？

「これって粗大ごみ？」「小さくすれば普通ごみで出せる？」大きなごみを処分しようとすると、こんな疑問が浮かびますよね。江東区にはきちんとしたルールがあり、見た目やサイズだけで判断すると、収集されずに玄関先に残ってしまうことも。スムーズに処分するには、どんなものが粗大ごみに当たるのかを事前に確認しておくことが大切です。

江東区の粗大ゴミの種類

江東区では、家庭から出るごみのうち、一辺が30cmを超えるものが原則「粗大ごみ」に分類されます。日常生活の中でよく出るものだと、以下のようなアイテムが該当します。

• 家具類(棚、タンス、ベッド、机 など)
• 家電製品(扇風機、電子レンジ、掃除機など)
• 寝具類(布団、マットレスなど)
• 自転車やベビーカー、キャリーケース

「壊れて使えない」「サイズが大きくて処分に困っている」そんなときは、まずは粗大ごみかどうかを確認するのが安心です。

意外と多いのが、「ノコギリで切ったから普通ごみでいけるよね？」という誤解。でも江東区では、もともと30cmを超えていたものは、たとえバラしても粗大ごみ扱いになるケースがほとんどです。さらに、木製や金属製など素材によって出し方が変わることもあるので要注意。

「処理券も貼ったのに持っていってもらえなかった…」なんて事態を避けるためにも、判断に迷ったら江東区の粗大ごみ受付センターに事前確認するのがおすすめです。

自治体では回収できないもの

「大きいからとりあえず粗大ごみで出せば、江東区が引き取ってくれるはず」そんなふうに思って何でも出してしまうと、実は対象外だった…なんてケースも少なくありません。たとえば、家電リサイクル法の対象になっている製品（テレビ・冷蔵庫・エアコン・洗濯機など）や、処理が難しい素材のもの、危険物が含まれるものなどは、江東区では収集できません。

種類	品目
家電４品目	エアコン・冷蔵庫・洗濯機・テレビ
パソコン	ノートパソコン、デスクトップパソコン、ディスプレイ
危険物	灯油・ガソリン・軽油などの燃料類、スプレー缶、カセットボンベ、ライター、シンナー・接着剤・溶剤類、塗料、農薬・殺虫剤・漂白剤などの薬品類、バッテリー、ガスボンベ
適正処理困難品	消化器、耐火金庫、ピアノ、自転車、バイク、タイヤ、マッサージチェア、土・石・砂・レンガ、医療系廃棄物
事業系ゴミ	お店や会社で使っていた業務用の什器やオフィス家具など

このようなごみは、粗大ごみとして出しても回収されず、戻されてしまうことも。処理券を貼ったのに無駄になってしまうのはもったいないですよね。「これって江東区で出しても大丈夫かな…？」と不安な場合は、事前に粗大ごみ受付センターへ相談するのがおすすめ。たった1本の電話やWEB確認で、無駄な手間やトラブルを防ぐことができます。

このあと本記事では、江東区で回収対象外になっている品目の具体例と、それぞれの適切な処分方法（販売店の引取・リサイクル業者・専門サービスなど）を詳しく解説しています。スムーズな粗大ごみ処理のために、ぜひチェックしてみてください。

粗大ゴミの処分方法を比較｜【江東区VS回収業者】

江東区で粗大ごみを出す方法は、大きく分けて2通り。ひとつは江東区が行う粗大ごみ収集サービス、もうひとつは民間の不用品回収業者に依頼する方法です。「費用」「スピード」「手間」など、何を重視するかによって、選ぶべき手段は変わってきます。

比較項目	江東区の自治体回収	不用品回収業者
料金	安い(300円〜)	高い(3,000円〜)
予約	数日〜2週間前後	最短即日対応あり
搬出	自力で指定場所まで	室内から搬出してくれる
安全性	安心・確実	業者の選定に注意が必要

「出したい物は少しだけ」「なるべく安く済ませたい」そんな方には、江東区の粗大ごみ収集サービスがおすすめです。申し込み後に処理券を購入し、粗大ごみに貼って出すだけ。料金は1点あたり300〜1,000円ほどで、コストを抑えたい人にぴったりです。ただし、予約制のため希望日が取りづらい時期もある点と、玄関先まで自分で運ぶ必要がある点は注意が必要。重い家具などは大変かもしれません。

「すぐ処分したい」「運ぶのが大変」「全部任せたい」そんな時は、不用品回収業者の利用が便利です。即日〜翌日に対応してくれる業者もあり、室内からの運び出しもお任せOK。費用は数千円〜1万円以上とやや高めですが、手間なく片づくのが魅力です。また、江東区で回収不可のリサイクル家電（冷蔵庫・洗濯機・エアコンなど）も、許可業者ならまとめて引き取ってもらえる場合があります。

「費用重視で自分で進める」か「手間なくまとめて任せる」か。暮らしの状況に合わせて、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

江東区の粗大ゴミ回収の流れ

「粗大ごみって申し込みとか面倒そう…」と感じている方もいるかもしれません。でも江東区の粗大ごみ回収は、基本の流れを押さえれば意外とシンプル。初めてでも、手順をざっくり把握しておけば安心です。

① 粗大ゴミ受付センターに申し込む

江東区では、粗大ごみを出す際には事前の申し込みが必須です。申し込み先は「江東区 粗大ごみ受付センター」。方法は【電話】と【インターネット】と【LINEミニアプリ】の3通りあり、どちらも簡単に手続きできます。

【電話での申し込み方法】

「直接聞きながら進めたい」「不明点をその場で確認したい」という方には電話がおすすめ。江東区 粗大ごみ受付センター（03-6431-9997）へ連絡すれば、オペレーターが案内してくれます。受付時間は月曜〜土曜の8時〜19時。日曜と年末年始は休みなのでご注意を。電話の際は、次のような情報を伝えるとスムーズです。

• 氏名・住所・電話番号
• 粗大ゴミの品目・サイズ・個数
• 希望の収集日

「これ、粗大ごみになる？」「サイズがよくわからない」など、ちょっとした疑問もその場で聞けるので安心です。

【インターネットでの申し込み方法】

「日中は忙しくて電話できない」「すき間時間に手続きしたい」そんな方には、江東区の「粗大ごみ受付センターWeb申請サイト(※)」からの申し込みが便利です。ネットなら24時間いつでも受付OK。休日や深夜でも手続きできます。

入力項目は電話申し込みとほぼ同じで、住所や品目、点数などを入力するだけです。申請が完了すると「受付番号」が表示されます。これはあとで処理券に記入する大事な番号なので、メモかスクリーンショットを忘れずに。

引っ越し前や月末など混みやすいタイミングでは、電話がつながりにくいこともあるので、ネット申請から試すのもおすすめです。

※江東区「粗大ゴミの申し込み」

【LINEミニアプリ】

「電話はつながりにくそう」「申請サイトにログインするのが面倒」そんな方におすすめなのが、LINEミニアプリ(※)を使った粗大ごみ申し込みサービスです。スマートフォンがあれば、アプリ内でかんたんに手続きが完了します。

24時間受け付けており、スマートフォンでサクッと申し込めて、登録やログインは一切不要。LINEユーザーなら誰でも使えます。

(※)江東区LINEミニアプリ

② 粗大ゴミ処理券を購入する

申し込みが完了したら、次のステップは「粗大ごみ処理券（シール）」の購入です。江東区では、出す品目に応じて決められた金額分の処理券を貼らないと回収してもらえません。受付時に案内された金額をもとに、必要な分をしっかり準備しましょう。

江東区の処理券は、A券（200円）とB券（300円）の2種類。これらを組み合わせて指定の金額をつくります。たとえば処理料が700円なら、「A券1枚＋B券2枚」でOKです。金額が不足していたり、処理券の貼り忘れがあると収集されないので注意してください。

処理券は、江東区内の以下のような身近なお店で1枚から購入可能です。

• コンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)
• スーパー(まいばすけっと、アリオ、オーケーなど)
• 一部の郵便局や地域の販売協力店

店舗によっては一時的に在庫切れの場合もあるため、不安な場合は事前に電話で確認するのがおすすめです。処理券には有効期限がないため、余った分は次回以降にも使用できます。まとめて買っておいても安心です。「どの券を何枚用意すればいいのか分からない…」というときは、遠慮せず江東区 粗大ごみ受付センターに問い合わせてみましょう。間違いのないよう事前に確認しておけば、回収日当日もスムーズです。

※江東区「有料ごみ処理券取扱所一覧」

③ 粗大ゴミ処理券に必要事項を記入する

処理券を手に入れたら、すぐにごみに貼りたくなる気持ち、よくわかります。でも、その前に大事なひと手間があります。江東区では、処理券に必要な情報をあらかじめ記入する決まりになっています。この記入を忘れてしまうと、申し込みが済んでいても回収されないことがあるので要注意です。処理券に書く内容は以下の3点です。

• 回収予定日
• 受付番号
• 氏名(もしくは名字のイニシャル)

この3つがあれば、「誰が・いつ・何を出すのか」が分かりやすくなり、収集作業もスムーズに進みます。

処理券はシール式なので、貼る前に記入しておくのが基本です。家具や家電に貼ってから書こうとすると、表面がデコボコして文字がにじんだり、消えてしまったりすることがあります。また、雨天時のにじみ防止のために油性ペンや耐水マーカーを使うのがおすすめです。小さなポイントですが、安心して出せるかどうかに関わってきます。

「書いたつもりだったけど、よく見たら未記入だった…」というのもよくある話。貼り付ける前に、記入漏れがないかサッと確認しておくだけで、当日のトラブルをぐっと減らせます。

④ 粗大ゴミ処理券を粗大ゴミに貼る

必要事項を書き終えたら、あとは粗大ごみに処理券を貼るだけ。でも、「どこにでも貼ればいい」というわけではありません。江東区では、品目ごとに1枚の処理券を貼り、収集員がすぐ確認できる位置に貼ることがルールです。

処理券を貼るおすすめの位置：

• タンスや棚類：引き出しの正面や扉部分など、平らで見やすい面に
• マットレス・カーペット：中心付近の広くて目立つ面に
• 家電類（扇風機・電子レンジなど）：操作パネルの近くや正面側

裏面や側面など、見えにくい場所に貼ってしまうと、回収対象として見落とされることも。正面からすぐ確認できる位置がベストです。

処理券はシール式ですが、風で剥がれたり、雨でふやけたりして落ちるケースも意外と多いもの。心配な場合は、ビニールテープやガムテープで四隅を軽くとめておくと安心です(全面を覆うのはNG)。「ちゃんと貼ったはずなのに、朝には落ちていた…」そんなことになれば、再申し込みや再購入が必要になることもあります。

貼り終えたら、出す前に「正面から見えるか？」「しっかり貼りついているか？」を確認するひと手間を。たった1枚の処理券でも、正しく貼ることでスムーズな回収と近隣への配慮ができます。

⑤ 粗大ゴミを指定場所に出す

処理券をきちんと貼り終えたら、いよいよ粗大ごみを出すタイミングです。江東区では、回収日当日の朝8時までに指定場所へ出すのがルール。申し込み時に案内された「日時」と「場所」を必ず守りましょう。

出す場所の目安：

• 一戸建ての場合：自宅の玄関前や敷地内の道路沿い
• マンション・アパートの場合：ごみ集積所や管理人が指定した場所

建物によっては「通用口付近に出す」「エントランスにまとめて」などの独自ルールが決められていることもあるので、迷ったら事前に確認を。また、江東区の回収ルートによっては、通常と異なる収集場所が指定される場合もあります。申し込み時の案内メールや、LINE・ネット申し込みの受付画面はしっかり確認しておくのがおすすめです。

「朝は忙しいから、前の晩に出しておけば安心かも…」と思うかもしれませんが、江東区では原則“当日朝出し”が基本。前日や深夜に出してしまうと、次のようなトラブルにつながることがあります。

• 不法投棄と間違えられるリスク
• 通行やご近所への迷惑になるケース
• 雨や風で処理券が剥がれるリスク

こうした理由から、たとえ申し込み済みでも、出す時間や場所が適切でないと回収されないこともあるので注意しましょう。

収集作業がスムーズに進むよう、作業員が見やすい位置に・決められた時間内に出すことが大切です。ちょっとした心配りで、回収のトラブルも避けられますし、自分の手間も減らせます。最後のステップこそ丁寧に。江東区のルールに沿って、安全かつ気持ちよく粗大ごみを手放しましょう。

江東区で粗大ゴミ搬出が困難な方

「重くて一人では運べない…」「階段しかなくて外に出せない…」そんなお悩みを抱える方は、江東区にも多くいらっしゃいます。体力や住環境の事情で搬出が難しいときは、無理せず区のサポート制度を活用するのも一つの方法です。あきらめる前に、まずは一度相談してみましょう。

粗大ゴミを運び出すのが難しい方へのサポート

江東区では、高齢の方や身体に障がいのある方など、自力で粗大ごみを出すのが難しい方向けに、搬出支援を行っています。本来、粗大ごみは収集場所までご自身で運ぶ必要がありますが、条件に該当する場合は、区が委託した業者や職員が室内まで回収に来てくれるケースもあります。

「自分は対象になるのかな？」「誰に連絡すればいいの？」そんなときは、江東区 粗大ごみ受付センターや区役所のごみ担当窓口に気軽に問い合わせてみましょう。正式な申請の前でも、相談だけでOK。丁寧に対応してもらえます。

このような支援制度は、申し込みから回収までに日数がかかることもあります。特に、引っ越し直前や年末などの繁忙期は予約が立て込むため、できるだけ早めに準備をしておくのが安心です。

粗大ゴミ処理手数料減額の対象者

「粗大ごみを出したいけど、処理券の費用がちょっと負担で…」そんな方は、江東区の手数料減額制度をチェックしてみてください。条件にあてはまる方は、粗大ごみ処理の料金が一部、もしくは全額免除される場合があります。

• 児童扶養手当受給者
• 特別児童扶養手当受給者

減額を受けるには、申請時に対象であることの申し出や証明書の提出が必要になるケースもあります。「自分が該当するかよくわからない…」という場合でも、まずは江東区の粗大ごみ受付センターか区役所のごみ担当窓口に相談してみてください。

制度を知っているかどうかで、処分にかかるコストが大きく変わることもあります。金銭的な不安を感じたら、無理をせず、こうした公的サポートを上手に活用することも大切です。

江東区で粗大ゴミの持ち込み処分はできる？

「早く片づけたいから、自分で持って行けたらいいのに…」そう思ったことがある方も多いのではないでしょうか。ですが残念ながら、江東区では粗大ごみを自己搬入（持ち込み）することはできません。江東区内には粗大ごみを直接持ち込める施設がないため、処分には事前申し込みによる区の回収サービスの利用が必須となります。

「引っ越しが迫っている」「週末までに部屋を空けたい」こうした急ぎのケースでは、自治体の回収スケジュールでは間に合わないことも。申し込みから実際の収集日までは、数日〜1週間程度かかることもあるため、タイミングによっては不便に感じるかもしれません。

「とにかく早く片づけたい」「自分で運ぶのは無理」そんな時は、不用品回収業者の利用が便利です。即日〜翌日の回収対応や、室内からの運び出しサービスなど、柔軟に対応してくれるのが特長。手間を減らしてスムーズに処分したい方には、特に助かる存在です。費用は自治体より高めですが、時間や労力とのバランスで選ぶ価値は十分にあります。

江東区では粗大ごみの持ち込み処分はできないという前提を踏まえたうえで、「費用を抑えたいなら区の回収」「スピード優先なら業者」といったように、自分の状況に合った方法を選ぶことが大切です。余裕のあるタイミングで動くか、必要に応じて業者を活用するか。うまく使い分けて、ストレスのない片づけを目指しましょう。

自治体で粗大ゴミとして回収できないもの

江東区の粗大ごみ収集では、家具や寝具など多くの大型ごみに対応していますが、「大きければ何でも出せる」というわけではありません。処理の仕組みや法律の関係で、区では回収できない品目もいくつかあります。

① 家電リサイクル法対象の家電製品

見た目は普通の粗大ごみに見える家電でも、以下の4品目は江東区では収集していません。

• エアコン
• テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)
• 冷蔵庫・冷凍庫
• 洗濯機・衣類乾燥機

これらは「家電リサイクル法」により、再資源化のためのルートで処理することが義務づけられています。そのため、自治体の粗大ごみとは別ルートでの手続きが必要です。対象家電の処分方法には、主に以下の2つのパターンがあります。

• 新しい家電を購入する際、販売店に引き取りを依頼する
• 自分で指定引取場所や受付窓口に持ち込む

リサイクル費用はメーカーや製品によって異なりますが、おおよそ1,500〜3,000円前後が目安です。特に冷蔵庫や洗濯機のような重たい家電は、自力で運ぶのが大変なため、家電量販店や回収業者にまとめて依頼するのが現実的です。

こうした家電をうっかり粗大ごみで出してしまうと、回収してもらえず戻されることもあります。事前に「これは区で回収してもらえるものか？」を確認するひと手間で、手戻りや無駄な費用を防げます。

②パソコン

「ノートパソコンや古いモニター、粗大ごみで出せたらラクなのに…」そう感じる方も多いと思いますが、実はパソコン本体やディスプレイは江東区では粗大ごみとして回収していません。これは江東区に限らず全国共通のルールで、「資源有効利用促進法」により、家庭用パソコンはメーカーが回収する仕組みになっているからです。

お使いのパソコンに「PCリサイクルマーク」がついていれば、多くのメーカーで無料回収に対応しています。メーカーの公式サイトから回収を申し込むと、数日後に送付用の伝票が届き、自宅から宅配便で発送する流れになります。初めての方でも難しい作業はなく、手順通りに進めればスムーズです。

意外と忘れがちなのが、パソコン内のデータの削除です。写真、パスワード、クレジット情報などが残っていると、情報漏えいのリスクにつながります。専用ソフトで自分でデータを消去したり、ハードディスクを取り外して破棄するようにしましょう。不安な場合はデータ消去付きの回収サービスを使うと安心です。

パソコンは大きさに関係なく、粗大ごみでは出せないものです。でも、正しいルールに沿って処分すれば、手間も費用もかからず、安心して処分できます。「どこに申し込む？」「マークがついてない場合は？」など、迷ったらメーカーやパソコン3R推進協会のサイトをチェックしてみましょう。

③危険物・適正処理困難物

「見た目は大きいし、粗大ごみで出せそうだけど…」そんなふうに感じる品でも、火災や爆発の恐れがあるもの、通常の方法では処理が難しいものは、江東区では粗大ごみとして回収していません。こうしたものは「危険物」や「適正処理困難物」と呼ばれ、専門的な取り扱いが必要になります。

• 消化器
• 灯油・ガソリン・軽油などの燃料類
• 塗料・スプレー缶
• バイクやタイヤ、バッテリー類
• 農薬・殺虫剤・漂白剤などの薬品類
• ピアノ
• 耐火金庫
• 医療系廃棄物

特にリチウム電池や中身の残ったスプレー缶は、回収車内での発火事故が報告されており非常に危険です。「普通のごみと一緒でいいだろう」と誤って出さないよう注意しましょう。こうした品目は、以下のような方法での処分を検討しましょう。

• 購入店に回収や下取りサービスがないか確認する
• 不用品回収業者や専門処理業者に見積もり・引き取りを依頼する
• 江東区の清掃事務所や公式サイトで処分方法を調べる

「これは粗大ごみでいいのかな？」「出し方がわからない」そんなときは、江東区の粗大ごみ受付センターや清掃事務所に相談してみましょう。たった一つの確認が、事故や回収不可のトラブルを未然に防ぐことにつながります。

④ 事業系粗大ゴミ

江東区の粗大ごみ回収サービスは、家庭から出た不用品が対象です。そのため、見た目が家庭用であっても、事業所や店舗、オフィスなどで使っていたものは回収してもらえません。たとえば、以下のような品目は対象外です。

• 事務用デスク・オフィスチェア
• 店舗什器・レジカウンター・業務用棚
• パーテーション・業務用ラック
• コピー機や大型プリンターなどのOA機器

これらは「事業活動に伴って出たごみ」＝産業廃棄物とみなされ、江東区では回収できません。処分を希望する場合は、産業廃棄物処理業者や不用品回収業者に依頼する必要があります。見た目がごく普通の家具であっても、「仕事で使っていたかどうか」で判断されるケースが多いです。自宅を兼ねた事務所や小さな店舗を運営している方は、特にご注意ください。

「これは家庭ごみとして出せる？」「どこまでが事業系扱い？」そんなときは、江東区の粗大ごみ受付センターや清掃事務所に相談しておくのがおすすめです。実際に、申し込んだものの当日になって「対象外」と判断され、持ち帰りになった事例もあります。無駄な手間や費用がかからないように、事前チェック＋業者への見積もり比較をして進めると安心です。

引越し・急ぎの粗大ゴミの処分はどうする？

「退去まで時間がないのに、まだ粗大ごみの申し込みができていない…」そんな焦りを感じたことはありませんか？江東区でも、粗大ごみは完全予約制のため、思い立ったその日にすぐ出すことはできません。

ここでは、時間がないときにどう対応すればいいのか、そして事前に押さえておきたいポイントを江東区の制度を踏まえてご紹介します。

江東区の自治体回収はすぐに依頼できる？

江東区では、粗大ごみの申し込みから収集まで、通常1週間前後かかるのが一般的です。特に引越しシーズンの3月・4月や年末年始、連休前後などは予約が集中し、2週間以上待ちになることもあります。そのため、処分したい物が出そうなときは、退去日が決まった段階で早めに予約を済ませておくのが理想です。

「まだ迷ってるけど、捨てるかも」という場合でも、先にリストアップしておけばあとがラク。申し込みを先にしておき、出す物が確定してから処理券を買えばOKです。「コストを抑えたい」「余裕をもって準備できる」そんな場合は、自治体回収がもっとも安くて確実な方法です。

不用品回収業者を利用する

「気づいたら退去日が目前…」「明日には引っ越しなのに、まだ粗大ごみを出していない…」そんなときは、不用品回収業者の利用が現実的な選択肢です。江東区周辺には、以下のような対応が可能な業者も多くあります。

• 即日〜翌日対応OK
• 時間帯指定（早朝・夜間など）に対応
• 室内からの搬出・分別不要

一人暮らしや高齢者、子育て中の方にとっても、体力的な負担が少なく安心です。「粗大ごみの準備が間に合わなかった」「ギリギリまで家具を使っていた」というケースでも、手間をかけずにスピーディーに処分できるのが大きな魅力です。

余裕があるなら、自治体回収で計画的に。急いでいるなら、民間業者でスピード優先。どちらもメリットがあるので、ご自身のスケジュールや体力に合わせて柔軟に選ぶことがポイントです。

よくある質問(FAQ)

Q. いつまでに申し込めば間に合いますか？

A. 江東区では、収集希望日の1週間前までの申し込みが基本です。引っ越しシーズン（3〜4月）や長期休暇前は2週間以上前の申し込みがおすすめです。

Q. 粗大ゴミ処理券はどこで変えますか？

A. 江東区内のコンビニ（セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど）やスーパー、郵便局、一部の販売協力店で購入できます。

Q. 急いで処分したいときはどうすればいい？

A.区の回収は予約制なので、当日や翌日の対応は基本的にできません。急ぎの場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。即日対応・運び出し代行など柔軟に対応してくれる業者も多く、共働きや子育て中の家庭でも利用しやすいです。

Q. 粗大ごみを出す時間は何時までですか？

A. 江東区では、回収日の朝8時までに指定場所へ出してください。夜間や前日の排出は、不法投棄と誤解されたり、近隣トラブルにつながることもあるため避けましょう。

Q. 粗大ごみをバラせば普通ごみで出せますか？

A. いいえ、バラしても30cmを超える部品は粗大ごみ扱いになります。分解しても回収対象は変わらないので、無理せずそのまま出すか、迷ったら受付センターに相談を。

Q. LINEやネットで申し込めますか？

A. はい、江東区ではLINEミニアプリやインターネットから24時間いつでも申し込みができます。電話が苦手な方や、日中忙しい方にも便利です。受付番号はスクリーンショットで保管をお忘れなく。

Q.自力で出せないときはどうしたら？

A.一人暮らし・高齢・障がいなどで搬出が困難な方は、事前申請により区の搬出支援を受けられる場合があります。収集員が室内まで回収に来てくれることもあるので、早めに清掃事務所または受付センターへ相談してください。

Q. 会社で使っていた机や椅子も出せますか？

A.いいえ、オフィスや店舗で使っていたもの（＝事業系粗大ごみ）は区の回収対象外です。不用品回収業者や産廃処理業者へ依頼してください。

Q.江東区では粗大ごみを持ち込みできますか？

A.いいえ。江東区内では清掃工場などへの自己搬入（持ち込み処分）はできません。すべて事前申し込みの上で、自治体の収集サービスを利用してください。

Q. 回収日の変更やキャンセルはできますか？

A.はい、収集日前日までなら変更やキャンセルが可能です。インターネットまたは電話で、粗大ごみ受付センターまでご連絡ください。

まとめ

江東区で粗大ごみを処分する際は、「事前申し込み → 処理券の購入・記入 → 指定場所に出す」という基本の流れを押さえておけば、初めてでも安心して手続きできます。

「費用を抑えて、自分のペースで進めたい」という方には、江東区の自治体回収サービスが経済的でおすすめです。一方で、「引っ越しまで時間がない」「一人では運び出せない」といった場合は、不用品回収業者の利用を視野に入れてみるとよいでしょう。どちらを選ぶにしても、自分の状況に合った方法を選ぶことが、ストレスの少ない片づけのコツです。

「これって粗大ごみになるの？」「処理券はいくら分必要？」と迷ったときは、江東区の粗大ごみ受付センターや公式サイトでの確認がおすすめ。ほんの少し早めに行動するだけで、当日あわてずにスムーズに処分できる安心感につながります。いらなくなった物を気持ちよく手放して、江東区での新しい暮らしをすっきりとスタートさせましょう。