荒川区の粗大ゴミ捨て方完全ガイド|申し込み方法や注意点を徹底解説!

粗大ゴミはどう処分したらいいですか?

粗大ゴミの処分には、自治体の回収を申し込む方法、不用品回収業者に依頼する方法などがあります。処分したいものの大きさや量、急ぎかどうかによって選ぶとスムーズですよ。

「これって粗大ゴミ?どうやって出せばいいの…?」そんな疑問を持った方も心配いりません。荒川区では、事前に申し込みをして「有料粗大ごみ処理券」を貼り付けるのが基本ルール。指定された日時に決められた場所へ出すだけで、手間なく処分できます。

とはいえ、「すぐに処分したい」「階段があって運び出せない」といったケースもあるでしょう。そんなときは、不用品回収業者に依頼するのもひとつの手。また、まだ使える家具や家電なら、フリマアプリやリユースショップで譲渡・販売するという方法もあります。

この記事では、荒川区で粗大ゴミを出す手順や注意点をわかりやすくまとめました。便利な処分方法や、使える裏ワザもご紹介しているので、片づけの前にぜひご覧ください!

目次

荒川区で「粗大ゴミ」に該当するものとは?

これ、普通の燃えるゴミで出していいのか、それとも粗大ゴミなのか悩んでて…。

荒川区ではサイズによってゴミの分類が変わるんです。30cmを超えるものは粗大ゴミとして出すのが基本になりますよ。

「このイスって粗大ごみ?それとも普通ごみ?」こんな風に悩んだ経験、ありませんか?自己判断で出してしまうと、収集されなかったり、思わぬトラブルの原因になることも。荒川区では、粗大ごみの定義がきちんと決まっているので、出す前にしっかり確認しておくことが大切です。

荒川区の粗大ゴミの種類

荒川区では、家庭から出るごみのうち、「一辺の長さが30cmを超えるもの」が基本的に粗大ごみとして扱われます。代表的な品目には以下のようなものがあります。

  • 家具類(テーブル、タンス、ラック、ベッドなど)
  • 家電製品(掃除機、炊飯器、電子レンジ、扇風機など)
  • 寝具類(布団、毛布、マットレス、枕など)
  • その他(チャイルドシート、自転車、キャリーケース、ゴルフバッグなど)

ぱっと見て「これは大きいな」と感じるものは、おおむね粗大ごみに該当すると考えて問題ありません。

また、「解体して小さくすれば普通ごみとして出せるのでは?」と思われるかもしれませんが、元のサイズが30cmを超える場合、分解しても粗大ごみとして扱われることが多いのが実情です。特に木製家具や金属製品など、素材によって分別方法が異なるケースもあるので注意が必要です。

加えて、粗大ごみに関するルールや対象となる品目は年ごとに変更されることもあるため、古い情報を鵜呑みにするのは避けたいところ。「このゴミ、どうやって処分するのが正解?」と迷ったら、荒川区の公式ホームページや粗大ごみ受付センターに確認するのが確実です。

自治体では回収できないもの

「処理券も貼ったし、ちゃんと出したはずなのに…朝になっても回収されていない!」こんな予想外の出来事、実は荒川区でもたびたび起こっています。その原因として多いのが、荒川区では回収対象外となっているものを、知らずに粗大ごみとして出してしまうケースです。

種類品目
家電4品目エアコン・冷蔵庫・洗濯機・テレビ
パソコンノートパソコン、デスクトップパソコン、ディスプレイ
危険物灯油・ガソリン・軽油などの燃料類、スプレー缶、カセットボンベ、ライター、シンナー・接着剤・溶剤類、塗料、農薬・殺虫剤・漂白剤などの薬品類、バッテリー、ガスボンベ
適正処理困難品消化器、耐火金庫、ピアノ、自転車、バイク、タイヤ、マッサージチェア、土・石・砂・レンガ、医療系廃棄物
事業系ゴミお店や会社で使っていた業務用の什器やオフィス家具など

こういった品目は、見た目が「出せそう」でも、区の粗大ごみ収集では対応していないため、たとえ正しく処理券を貼っていても持ち去ってもらえないことがあります。

このような場合は、販売店への引き取り相談や、専門業者への依頼、もしくはリサイクルショップや自治体外の回収ルートを検討する必要があります。

「これって、粗大ごみに出していいのかな?」と少しでも不安を感じたら、荒川区の公式サイトや粗大ごみ受付センターで事前に確認するのが安心です。Webからも電話からも問い合わせ可能なので、手間を惜しまず確認することで、無駄な労力やトラブルを防ぐことができます。

粗大ゴミの処分方法を比較|【荒川区VS回収業者】

粗大ゴミって、自治体に頼むのと回収業者にお願いするの、どっちがいいんでしょうか?

どちらにもメリットがあるので、自分に合った方法を選ぶのがコツです。それぞれの特徴を簡単にまとめるので、目的や状況に応じて、どちらがぴったりか、一緒に確認してみましょう。

荒川区で粗大ごみを処分するには、主に次の2つの手段があります。ひとつは、区が提供している「粗大ごみ収集サービス」を活用する方法。もうひとつは、民間の「不用品回収業者」に依頼する方法です。

どちらにもメリット・デメリットがあるため、自分の都合や優先したいポイントに応じて選ぶのがコツです。

比較項目荒川区の自治体回収不用品回収業者
料金安い(300円〜)高い(3,000円〜)
予約数日〜2週間前後最短即日対応あり
搬出自力で指定場所まで室内から搬出してくれる
安全性安心・確実業者の選定に注意が必要

「費用は抑えたい」「自分で出せる」という方には、荒川区の粗大ごみ収集サービスがぴったりです。事前に申し込みをして、粗大ごみ処理券を購入・貼付し、指定日に出すだけ。料金は1点300円〜1,000円ほどで、手軽に利用できます。ただし、予約が混雑していると希望日に出せないこともあり、品物は自力で運ぶ必要があります。特に大きな家具や階段のある住まいでは少し手間がかかるかもしれません。

「すぐに処分したい」「運ぶのが大変」「大量に出したい」という方には、不用品回収業者がおすすめです。費用は1万〜2万円以上かかることもありますが、室内まで取りに来てくれ、日時の融通も利きます。冷蔵庫などのリサイクル家電にも対応している業者もあります。

費用を抑えたい人は区のサービス、手間を省きたい人は業者、と状況に応じて選ぶのがポイントです。どちらの方法にもそれぞれ利点があるので、自分のスケジュールや体力、処分する物の量などを踏まえたうえで、もっとも負担が少なく、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

荒川区の粗大ゴミ回収の流れ

「手続きが面倒そう」「処理券っていつ準備するの?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、荒川区の粗大ごみ回収は思ったよりも簡単。流れを事前に押さえておけば、初めてでもスムーズに進められます。

ここでは、申し込みから収集までのステップをわかりやすく5段階に分けて解説します。つまずきやすいポイントもあわせて紹介するので、はじめての方も安心して進められますよ。

① 粗大ゴミ受付センターに申し込む

荒川区では、粗大ごみの収集には事前の申し込みが必要です。申請は「荒川区 粗大ごみ受付センター」を通じて行い、電話かインターネットのどちらか都合の良い方法を選べます。

【電話での申し込み方法】

「細かく確認しながら手続きを進めたい」「わからないことを直接相談したい」そんな方には電話申し込みがおすすめです。「荒川区 粗大ごみ受付センター(03-6420-3353)」に連絡し、以下の情報を伝えてください。

  • 氏名・住所・電話番号
  • 粗大ゴミの品目・サイズ・個数
  • 希望の収集日

受付時間は月曜〜土曜の午前8時から午後7時まで(日曜と年末年始はお休み)です。直接オペレーターと話ができるので、初めて申し込む方でも安心です。

インターネットでの申し込み方法

「電話はちょっと苦手」「好きな時間に済ませたい」という方には、Web申し込みが便利です。荒川区の「粗大ごみ受付センターWeb申請サイト(※)」にアクセスし、画面の案内に従って必要事項を入力すればOK。スマホやPCからいつでも申し込めます。

オンライン受付は24時間・年中無休で対応しており、申し込み完了後に「手数料」と「受付番号」が表示されます。この受付番号は、後ほど購入する処理券に記入するため、大切にメモしておきましょう。

特に引越しシーズンの3月や月末は電話がつながりにくくなることが多いので、確実に予約を取りたい方はWeb申請を選ぶとスムーズです。

荒川区「粗大ゴミの申し込み」

② 粗大ゴミ処理券を購入する

申し込みが済んだら、次に必要なのが「粗大ごみ処理券」の購入です。荒川区では、品目ごとに決められた金額分の処理券を、出すごみに貼りつけることがルールになっています。貼り忘れや金額の間違いがあると回収してもらえないことがあるため、受付時に案内された金額は必ず確認しておきましょう。

荒川区で使える処理券は、【A券(200円)】と【B券(300円)】の2種類。料金に合わせてこれらを組み合わせて使用します。たとえば回収手数料が800円の場合は、A券1枚+B券2枚で合計800円分となります。

処理券は、以下のような場所で購入できます。

  • コンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)
  • スーパー(赤札堂、まいばすけっと、ライフなど)
  • 一部の郵便局や地域の販売協力店

ただし、すべての店舗で取り扱っているとは限らないため、事前に確認してから行くのが安心です。また、引っ越しが多い3〜4月や月末は売り切れることもあるため、余裕をもって早めに購入しておくのがおすすめです。

処理券には使用期限がないので、使い残しても次回に使いまわせます。数枚ストックしておくと、急な粗大ごみ処分にも慌てずに対応できます。

「この金額で合ってる?」「どの券を何枚買えばいいの?」といった不安があるときは、荒川区の粗大ごみ受付センターに問い合わせれば丁寧に案内してもらえます。ほんのひと手間の確認が、当日のトラブル防止につながりますよ。

荒川区「有料ごみ処理券取扱所一覧」

③ 粗大ゴミ処理券に必要事項を記入する

粗大ごみ処理券を手に入れたら、すぐに貼りたくなる気持ち、わかります。ですが、貼る前にもうひと手間。荒川区では、処理券に必要事項をしっかり記入してから貼ることがルールになっています。これを忘れてしまうと、せっかく申し込み済みでも回収されないことがあるので注意が必要です。

記入する内容は以下の3つです。

  • 回収予定日
  • 受付番号
  • 氏名(もしくは名字のイニシャル)

これらを書くことで、誰がどの粗大ごみをいつ出すのかが明確になり、収集作業もスムーズに進む仕組みになっています。

処理券はシール式になっていて、そのままごみに貼り付けられますが、記入は必ず貼る前に行いましょう。家具や家電は表面に凹凸があったり、素材によって書きづらかったりするため、貼ったあとに書こうとすると文字がかすれたりにじんだりしてしまうことがあります。

また、梅雨時期や雨天ではインクがにじみやすいため、油性マジックや耐水性のペンを使うのがおすすめです。ボールペンや水性ペンは、時間が経つと読みにくくなることもあるので避けた方が無難です。

実際に、「書き忘れてしまい回収されなかった…」という声も少なくありません。処理券を貼る前に内容を記入すること、そして読みやすくしっかりと書くこと。このひと手間で、当日のトラブルを防げます。

記入ってそこまで厳密じゃなくても大丈夫ですよね?

いえ、意外と見落としがちですがとても大事なんです。書き忘れや不備があると回収されないこともあるので、丁寧に書いておきましょうね。

④ 粗大ゴミ処理券を粗大ゴミに貼る

必要事項の記入が終わったら、次はいよいよ処理券を粗大ごみに貼り付ける作業です。「見える場所ならどこでもいいでしょ」と思いがちですが、貼る位置を間違えると、回収されないことがあるので注意が必要です。

荒川区では、1点の粗大ごみに対して料金分の処理券を、目につきやすい位置に貼ることが決められています。収集員がすぐに確認できるよう、品物の正面や広い面を選ぶのがポイントです。以下は、よくある品目ごとのおすすめの貼り付け位置です。

  • 家具(タンス・棚など):引き出しの表面や扉の中央など、フラットで見やすい場所
  • マットレス・カーペット類:中央に近い広い面
  • 小型家電(電子レンジ・扇風機など):正面パネルや操作部付近

反対に、裏側や脚の裏など、見つけづらい場所に貼ってしまうと、収集員が気づかずスルーしてしまう可能性があります。

また、処理券はシールになっていますが、雨や風でめくれてしまうことも。四隅をセロテープなどで軽く補強しておくと安心です。ただし、名前や受付番号が書いてある部分を隠さないように貼るのがコツです。

「貼ったつもりだったのに、はがれていた…」なんて声も珍しくありません。出す直前に、貼り忘れ・記入漏れ・はがれかけていないかの最終チェックをしておくと安心です。

処理券はたった1枚のシールですが、これがなければ収集されない、いわば“通行証”のような存在。きちんと貼ることで、スムーズな回収につながるだけでなく、現場で働く方々へのちょっとした思いやりにもなります。

処理券って、どこに貼ればいいんでしょう?適当に貼っちゃダメですか?

見える場所に貼るのが大前提です。回収作業員が一目で確認できる位置に貼っておけば、安心ですよ。

⑤ 粗大ゴミを指定場所に出す

処理券の記入と貼り付けが済んだら、あとは実際に粗大ごみを出すだけです。とはいえ、「どこに置けばいいの?」「時間は何時まで?」と不安になる方もいるかもしれません。荒川区では、収集日の朝8時までに、申し込み時に指定された場所へ出すことがルールになっています。

戸建て住宅にお住まいの方は、道路に面した自宅前のスペースなど、通行の邪魔にならない場所に。集合住宅(マンション・アパートなど)の場合は、建物ごとの決まりや管理人さんの指示に従って、指定のごみ置き場に出すようにしましょう。

特にインターネットから申し込んだ方は、普段のごみ出し場所と異なることがあるため、申込完了画面や確認メールに書かれた「指定場所」を必ず確認しておくことが大切です。

「朝はバタバタしがちだから、夜のうちに出しておきたい…」と思う方も多いかもしれませんが、荒川区では原則「当日の朝」に出すことが求められています。前日の夜に出すと、以下のようなリスクがあるので要注意です。

  • 歩行者や近所の方の通行を妨げてしまう
  • 不法投棄と勘違いされてしまう
  • 雨風で処理券がはがれたり、文字がにじんで読めなくなる

しっかり申し込みをしていても、出す場所やタイミングがずれると、回収されないこともあります。とくに道路沿いに置く際は、通行人や車の妨げにならないよう、周囲の安全も確認してから出すようにしましょう。

「この場所で合っているか不安…」というときは、荒川区の粗大ごみ受付センター(電話・Web)で事前に確認するのが安心です。ほんのひと手間ですが、それだけで当日のトラブルや二度手間を防げます。

前日の夜に出しておいた方が安心かなと思ったんですけど、それでも大丈夫ですか?

実はそれNGなんです。荒川区では「収集日の朝8時まで」がルールなので、必ず当日の朝に出してくださいね。

荒川区で粗大ゴミ搬出が困難な方

自分で粗大ゴミを搬出できない場合はどうしたらいいですか?

ご安心ください。荒川区では、高齢の方やお体が不自由な方を対象に、粗大ゴミを室内から運び出す支援制度がありますよ。事前の申請が必要ですが、条件に合えば区の職員が手伝ってくれますので、一人で無理をせず、まずは相談してみましょう。

「重くて持ち上がらない」「階段が多くて一人じゃとても無理」そんな理由で、粗大ごみの処分をあきらめてしまっていませんか?荒川区では、自力で屋外まで運び出すのが困難な方を対象にした支援制度が用意されています。無理をせず、使えるサポートを上手に活用して、安全・確実に処分を進めましょう。

粗大ゴミを運び出すのが難しい方へのサポート

高齢者や身体に障がいのある方など、粗大ごみを指定の場所まで持ち出すことが困難な場合は、「戸別収集(搬出支援付き)」という制度を利用できる場合があります。

通常、粗大ごみは自宅の玄関先やごみ置き場までご自身で出す必要がありますが、条件に当てはまる方は、荒川区の委託業者が室内まで収集に伺ってくれることもあります。ただし、このサービスは誰でも利用できるわけではなく、一定の要件や事前の確認が必要です。

「自分も使えるのかな?」「申請の仕方がわからない…」という場合は、荒川清掃事務所や粗大ごみ受付センターへ相談するのが安心です。状況を伝えれば、担当の方が丁寧に案内してくれます。

また、この制度は通常の回収よりも日数がかかることがあります。引っ越しなどの予定が決まっている場合は、できるだけ早めに申し込みを済ませておくのがおすすめです。

粗大ゴミ処理手数料減額の対象者

「粗大ごみの処理券代が、今の生活にはちょっと重い…」そんなときは、荒川区が設けている粗大ごみ処理手数料の減額・免除制度を検討してみてください。一定の条件を満たせば、申請により処理費用が一部または全額免除される場合があります。

たとえば、以下のような事情がある方が対象となるケースがあります。

  • 生活保護受給者
  • 児童扶養手当受給者
  • 特別児童扶養手当受給者
  • 老齢福祉年金受給者
  • 中国残留邦人等支援給付受給者
  • 火災等の災害を受けた方
  • 暴風・豪雨・地震等の天災その他大規模な災害を受けた方

申請には、対象者であることを証明する書類の提出と、事前の手続きが必要です。ただし、「なんだか手続きが面倒そう」と感じてしまう方も多いかもしれませんが、荒川清掃事務所や粗大ごみ受付センターに相談すれば、具体的に丁寧に教えてもらえます。

場合によっては、数百円〜数千円の負担が軽くなることもあり、家計にとっても助かる制度です。「制度があるのは知っていたけれど、使い方がわからなくて…」という方も、まずは気軽に問い合わせてみることをおすすめします。

こうした支援制度は、まだ広く知られていないかもしれませんが、日常の暮らしを支えてくれる心強いしくみのひとつ。処分費用に不安がある方は、ぜひ活用を検討してみてください。

荒川区で粗大ゴミの持ち込み処分はできる?

粗大ゴミって、持ち込みで処分できますか?

荒川区では残念ながら、粗大ゴミの持ち込み処分はできません。収集専用の仕組みになっているので、基本的には申し込みをして回収してもらう形になりますよ。

「自分で運べばすぐ片づくのに…」と思ったことはありませんか?しかし残念ながら、荒川区では粗大ごみを個人で持ち込んで処分することはできません。区内には一般家庭が直接ごみを搬入できる清掃工場や受け入れ施設がないため、処分はすべて区の収集サービスを通して行う必要があります。

そのため、「引越しまでに処分を終えたい」「週末のうちに部屋を片づけたい」といった場合には、タイミングによっては自治体のスケジュールが合わず、不便を感じることもあるかもしれません。申し込みから実際の収集までは、通常でも数日〜1週間程度かかるため、余裕をもって計画することが大切です。

「そんなに待てない」「すぐに処分したい」というときは、不用品回収業者を利用するのも一つの選択肢です。業者によっては即日対応や土日対応が可能なところもあり、室内からの搬出にも対応してくれるため、一人暮らしの方や高齢者にも便利なサービスです。費用はやや高くなりますが、スピードや手間の軽減を優先したい方には適しています。

荒川区では自己搬入ができない前提のもと、「費用を抑えたいなら早めに区のサービスへ申し込む」「急ぐときは業者に頼る」といった使い分けがポイントになります。ライフスタイルやスケジュールに合わせて、無理のない方法を選ぶようにしましょう。

自治体で粗大ゴミとして回収できないもの

「一辺30cm以上のもの」なら、全部粗大ゴミとして出せるんですよね?

実はそうとも限らないんです。法律や安全面の理由で、自治体では回収できないものもあるんですよ。

「大きいから粗大ごみで出せるはず」と思って出しても、荒川区では収集してもらえない品目もあります。サイズだけで判断するのではなく、法令や安全性に関わる理由から対象外となるものもあるため、事前に確認しておかないと、処理券を貼っていても回収されずに残されてしまうケースも。粗大ごみに出す前に、対象外の品が含まれていないか、しっかりチェックしておきましょう。

① 家電リサイクル法対象の家電製品

見た目は粗大ごみに見えても、以下の4つの家電製品は「家電リサイクル法」の対象となっており、荒川区では回収していません。

  • エアコン
  • テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

これらを粗大ごみとして出しても、処理券を貼っていたとしても、区の収集では回収されず、そのまま残されてしまいます。「ちゃんと申し込んだのに引き取ってもらえなかった…」という失敗は意外と多いので、注意が必要です。

対象製品を処分する方法は、以下のいずれかになります。

  • 新しい家電を買うときに、販売店で引き取りを依頼する
  • 自分で「家電リサイクル券」を用意し、指定引取場所へ直接持ち込む
  • 出張回収に対応している不用品回収業者や家電店に依頼する

なお、リサイクル料金はメーカーや製品によって異なりますが、おおよそ1,500円〜3,000円程度が目安です。「自分で運ぶのはちょっと大変…」という方は、出張で回収に来てくれるサービスを利用すると安心です。

どれに該当するか判断に迷うときは、荒川区の粗大ごみ受付センターへ相談すれば確実です。思わぬ手間や二度手間を防ぐためにも、出す前のひと確認をお忘れなく。

②パソコン

「使わないパソコン、粗大ごみで出せたら楽なのに…」と思う方もいるかもしれませんが、荒川区ではパソコン本体やディスプレイは粗大ごみとして出せません。これは全国共通のルールで、家庭用パソコンは「資源有効利用促進法」により、メーカーによる回収が義務付けられています。

「PCリサイクルマーク」がついている製品なら、各メーカーが無料で引き取ってくれるケースもあります。マークがない場合や、回収先がわからない場合は、リユース回収業者に依頼するのも選択肢です。多くの業者がデータ消去や証明書発行にも対応しており、安心して利用できます。

処分の際に忘れてはいけないのが、データの削除です。初期化や専用ソフトを使って自分で消去する方法もありますが、不安な場合はデータ消去サービス付きの業者に任せるという選択もあります。

どんなにサイズが大きくても、パソコンは粗大ごみ扱いにはなりません。処理券を貼って出しても回収されませんので、確実に処分するには、事前にメーカーや専門業者の案内をチェックし、自分にとって使いやすい方法で手続きを進めるようにしましょう。

危険物・適正処理困難物

どんなに大きくても、すべてのごみが粗大ごみとして回収されるわけではありません。火災や健康被害につながる恐れのあるもの、処理に専門の対応が必要なものなど、荒川区では「危険物」や「適正処理困難物」として、粗大ごみとしては受け付けていない品目があります。

代表的な対象外の品は、以下のとおりです。

  • 消化器
  • 灯油・ガソリン・軽油などの燃料類
  • 塗料・スプレー缶
  • バイクやタイヤ、バッテリー類
  • 農薬・殺虫剤・漂白剤などの薬品類
  • ピアノ
  • 耐火金庫
  • 医療系廃棄物

とくに注意したいのが、リチウムイオン電池やスプレー缶の中身入り。過去には収集車内で発火事故が起きた事例もあり、何気なく出すのはとても危険です。こうした品の処分には、次のような方法があります。

  • 購入したお店に引き取り可能か相談する
  • 専門の産業廃棄物業者や不用品回収業者を利用する
  • 荒川清掃事務所や環境課に問い合わせる

「これって粗大ごみに出せるのかな?」と迷ったときは、荒川区の粗大ごみ受付センターへ事前に確認を。ちょっとした確認が、思わぬトラブルや回収拒否を防ぐことにつながります。

④ 事業系粗大ゴミ

荒川区の粗大ごみ収集サービスは、家庭から出る不用品が対象です。たとえ見た目が家庭用でも、仕事や事業で使っていたものは「事業系ごみ」として扱われ、区では回収していません。

具体的には、以下のようなものが該当します。

  • オフィス用のデスクやチェア
  • レジ台や業務用の棚など店舗什器
  • パーテーションや業務用ラック
  • コピー機や大型プリンター、業務用シュレッダーなどのOA機器

最近では、自宅で働く人も増えていますが、「どこで使っていたか」ではなく「業務目的だったかどうか」が判断基準です。たとえ自宅に置いていたとしても、仕事用に使っていたものであれば家庭ごみとしては出せません。

「家庭用のつもりで申し込んだら回収されなかった…」という例も実際にあります。迷ったときは、荒川区の粗大ごみ受付センターへ事前に問い合わせておくのが安心です。

もし事業系と判断される場合は、不用品回収業者や産業廃棄物の専門業者に相談し、見積もりを取るのがおすすめです。手間はかかりますが、回収トラブルや二度手間を防ぐためにも、早めの確認が大切です。

「これって家庭ごみとして出せるのかな?」と思った時点でチェックを。気づいたときに確認しておけば、スムーズな処分につながります。

引越し・急ぎの粗大ゴミの処分はどうする?

「退去日がもうすぐなのに、粗大ごみの申し込みを忘れてた…」引越し準備でバタバタしていると、つい後回しになってしまうこともありますよね。荒川区では粗大ごみの収集に事前予約が必要なため、急な対応が難しいことも。そんなときに備えて、知っておきたい2つの方法をご紹介します。

荒川区の自治体回収はすぐに依頼できる?

荒川区の粗大ごみ回収は、電話またはWebからの事前申し込み制です。通常は申し込んでから収集までに5日〜1週間ほどかかりますが、引越しシーズンや年末は混み合うため、早めの申し込みがポイントになります。

焦って品目が全部決まっていなくても、とりあえず収集日だけ確保しておくのがおすすめです。処理券の購入や貼り付けは後からでもOK。まずは回収枠を押さえることを優先しましょう。

まだ数日余裕がある場合は、費用を抑えて確実に処分できる自治体のサービスが最適です。

もう来週引越しなんですけど、今からでも自治体に申し込めますか?

申し込みはできますが、混雑時期だと間に合わないことも…。急ぎなら民間の回収業者も検討してみてくださいね。

不用品回収業者を利用する

「気づいたときにはすでに予約がいっぱい」「退去日が明日で時間がない」そんなときは、不用品回収業者に依頼する方法が有効です。

荒川区内でも、即日〜翌日対応が可能な業者は複数あります。運び出しや時間指定、家電のギリギリ利用などにも柔軟に対応してくれるため、引越し間際の片づけにぴったり。一人暮らしや子育て中のご家庭でも、室内からの搬出まで任せられるのは大きなメリットです。

費用は自治体回収より高めですが、「時間がない」「体力的に難しい」という方にとっては、手間やストレスを減らせる価値ある選択肢と言えるでしょう。

引越し前の粗大ごみ処分は、とにかく“早めの行動”が成功のカギ。余裕があれば自治体の回収、間に合わないときは業者に頼るなど、状況に応じて柔軟に判断することが大切です。バタバタしがちな時期だからこそ、段取りを整えておくことで余計な出費やトラブルも避けられ、気持ちよく新生活をスタートできますよ。

業者って高そうなイメージあるけど…やっぱり便利なんですね。

たしかに費用は少しかかりますが、そのぶんスピードも安心感も抜群です。時間を優先したい方には特におすすめですよ。

よくある質問(FAQ)

Q. 荒川区の粗大ごみはいつまでに申し込めばいいですか?

A. 原則、回収希望日の5〜7日前までに申し込みが必要です。ただし、3〜4月の引っ越しシーズンや年末年始などは予約が混み合うため、できれば10日〜2週間前を目安に申し込んでおくのが安心です。

Q. スマホからでも申し込みできますか?

A. はい。スマホ・パソコンどちらからでも24時間申し込み可能です。荒川区の「粗大ごみ受付センターWeb申請サイト」から簡単に手続きできます。申込完了時に表示される受付番号は、処理券に記入する必要があるので、忘れずにメモかスクショしておきましょう。

Q. 荒川区では粗大ごみを持ち込んで処分できますか?

A.いいえ。荒川区では粗大ごみの自己搬入(持ち込み処分)はできません。ご家庭から出る粗大ごみは、すべて事前予約制の収集サービスを通じて処分する仕組みです。

Q.粗大ごみ処理券はどこで買えますか?

A. 処理券は、荒川区内のコンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど)や一部のスーパー、郵便局で購入できます。店舗によっては取扱いがないこともあるので、心配な方は事前に確認を。

Q.家電リサイクル対象製品(テレビ・冷蔵庫など)は出せますか?

A. いいえ。エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は「家電リサイクル法」の対象製品です。荒川区では収集していないため、買い替え時に販売店へ依頼するか、リサイクル券を準備して指定引取場所に持ち込む必要があります。

Q. パソコンやモニターは粗大ごみになりますか?

A. いいえ、対象外です。家庭用のパソコンやディスプレイは「資源有効利用促進法」により、メーカー回収や専門業者への依頼が必要です。PCリサイクルマークの有無を確認し、必ずデータを消去した上で処分しましょう。

Q. 高齢者や障がいがある家族で運び出しが難しいのですが…

A.荒川区では、搬出が困難な方を対象とした「戸別収集(搬出支援付き)」制度があります。対象となるかどうかの判断や申し込み方法は、荒川清掃事務所または粗大ごみ受付センターへお問い合わせください。

Q.自宅で使っていたオフィス家具は出せますか?

A.使用目的によります。たとえ自宅にあっても、業務用として使っていたデスクやプリンターなどは「事業系ごみ」として扱われ、荒川区では回収できません。その場合は、不用品回収業者または産廃業者に相談してください。

Q.収集日を変更したいときは?

A.原則として、収集予定日の2営業日前までであれば、電話かWebで変更・キャンセルが可能です。受付番号を用意して手続きしてください。

Q. 雨の日でも粗大ごみは出していいですか?

A. はい、天候に関係なく回収は行われます。ただし、処理券が雨でにじんだり、はがれたりすると回収されない場合があるため、油性ペンで記入し、四隅をテープで補強するのがおすすめです。

まとめ

荒川区で粗大ごみを出す際は、「事前申し込み → 処理券の購入・記入 → 指定場所へ出す」という基本の流れを押さえておけば、初めてでも問題なく手続きできます。

時間に余裕があるときは、荒川区の自治体回収サービスが安心で経済的。申し込みは電話とインターネットの両方に対応しており、処理券も区内のコンビニやスーパー、郵便局で簡単に手に入ります。

一方で、引越し間際で時間がない、重くて運べないといった場合は、不用品回収業者の利用も選択肢に入れてみましょう。即日対応や室内搬出サービスを行っている業者もあり、スピードと手間を重視したい方には便利な方法です。

また、「この品は出していいの?」「料金はいくら?」と迷ったときは、荒川区の粗大ごみ受付センターや公式サイトで早めに確認するのが安心です。

少しだけ前もって行動するだけで、粗大ごみの処分はぐっとスムーズになります。無駄な出費やトラブルを避けて、気持ちよく片づけを終えるためにも、早めの準備・正しいルールの確認を心がけましょう。

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