「初めての粗大ごみ処分、どうすればいいんだろう…？」そんな風に不安に思った方もご安心ください。豊島区で粗大ごみを捨てるには、【事前の申し込み】と【有料粗大ごみ処理券の購入・貼付】という2つの手順が基本です。決められた収集日に指定された場所へ出すだけで、スムーズに処分できます。

「急いで処分したい」「一人じゃ運べない」といった場合には、不用品回収業者を利用するのも一つの手。家具や家電がまだ使える状態なら、リユースや譲渡を検討するのもおすすめです。

この記事では、豊島区の粗大ごみの出し方をわかりやすく解説しています。申込方法や処理券の購入方法、出すときの注意点まで一通りまとめました。急ぎで対応したい方に向けて、便利な業者サービスも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

豊島区で「粗大ゴミ」に該当するものとは？

「この家具、大きいけど普通ごみで出せる？」「分解すればOK？」そんなふうに迷った経験、ありませんか？でも自己判断で出すと、回収されずトラブルになることも。豊島区では、粗大ごみの基準がきちんと決まっています。出す前に確認しておけば、手間ややり直しを防げて安心です。

豊島区の粗大ゴミの種類

豊島区では、家庭から出るごみのうち、一辺が30センチを超えるものは基本的に粗大ごみ扱いとなります。以下のような品目が該当します。

• 家具類(椅子、タンス、本棚、ベッド など)
• 家電製品(掃除機、炊飯器、扇風機など)
• 寝具類(布団、マットレス、毛布など)
• その他（ベビーカー、自転車、ゴルフバッグ、スーツケースなど）

「かさばる」「大きい」と感じるものは、おおよそ粗大ごみになると思っておけば間違いありません。

ちなみに「切って30センチ未満にすれば普通ごみにできるのでは？」という疑問もよくありますが、もとの大きさが基準を超えていれば、解体しても粗大ごみ扱いになるケースが多いのが実情です。特に木製品や金属製品は、材質によって分別や処分方法が変わるため注意が必要です。

また、粗大ごみの収集ルールは変更されることもあります。インターネット上の情報が古くなっていることもあるので、「これはどう処分すればいい？」と迷ったら、豊島区の公式サイトや粗大ごみ受付センターで最新の案内をチェックするのが確実です。

自治体では回収できないもの

「処理券も貼ったし、ルールも守ったはずなのに…朝になっても粗大ごみが残ったまま」そんな困ったケース、実は豊島区でも時々見られます。原因として多いのが、豊島区では回収対象外となっている品目をうっかり出してしまったパターンです。

たとえば、危険物や法令により処理方法が定められているもの、大型すぎるものなどは、粗大ごみとして受け付けていないため、たとえ処理券を貼っていても収集されません。こうした品目には別途専門の処理方法や業者対応が必要になるため、通常の回収とはルートが異なります。

種類	品目
家電４品目	エアコン・冷蔵庫・洗濯機・テレビ
パソコン	ノートパソコン、デスクトップパソコン、ディスプレイ
危険物	灯油・ガソリン・軽油などの燃料類、スプレー缶、カセットボンベ、ライター、シンナー・接着剤・溶剤類、塗料、農薬・殺虫剤・漂白剤などの薬品類、バッテリー、ガスボンベ
適正処理困難品	消化器、耐火金庫、ピアノ、自転車、バイク、タイヤ、マッサージチェア、土・石・砂・レンガ、医療系廃棄物
事業系ゴミ	お店や会社で使っていた業務用の什器やオフィス家具など

「これは出しても大丈夫かな？」と少しでも不安がある場合は、豊島区の公式サイトや粗大ごみ受付センターで確認しておきましょう。問い合わせは電話でもインターネットからでも可能なので、面倒がらず事前にチェックするのがおすすめです。

このあとでは、豊島区で粗大ごみとして出せるもの・出せないものの具体例や、それぞれの適切な処分方法について詳しく紹介していきます。回収不可で戻される前に、しっかり確認してスムーズに片付けましょう。

粗大ゴミの処分方法を比較｜【豊島区VS回収業者】

豊島区で粗大ごみを処分する方法は、大きく分けて2つあります。ひとつは、区の「粗大ごみ収集サービス」を使う方法。もうひとつは、「不用品回収業者」に引き取りを依頼する方法です。

それぞれのメリット・注意点を知っておくと、自分に合った方法が選びやすくなります。

比較項目	豊島区の自治体回収	不用品回収業者
料金	安い(300円〜)	高い(3,000円〜)
予約	数日〜2週間前後	最短即日対応あり
搬出	自力で指定場所まで	室内から搬出してくれる
安全性	安心・確実	業者の選定に注意が必要

「費用を抑えたい」「自分で運び出せる」方には、豊島区の粗大ごみ収集サービスがおすすめ。申し込みは専用窓口やWebででき、有料粗大ごみ処理券を購入して品目に貼り、指定日に出すだけ。1点300円〜1,000円前後と安く済みますが、予約が混み合う時期があるほか、玄関先まで自力で運ぶ必要があります。

一方で、「すぐに片づけたい」「重くて外に出せない」「一気に処分したい」ときは、不用品回収業者を利用する手も。費用は1〜2万円程度かかることが多いですが、日時指定や室内からの搬出が可能で、対応もスピーディー。テレビや冷蔵庫などのリサイクル家電もまとめて処分できる業者もあります。

「できるだけ安く済ませたい」「日程に余裕がある」なら区のサービスがぴったり。反対に、「手間をかけたくない」「急いで処分したい」なら業者の利用が便利です。予算やスケジュール、自分でどこまで動けるかを基準に、最適な方法を選びましょう。

豊島区の粗大ゴミ回収の流れ

「手続きが複雑そう…」と感じるかもしれませんが、実は豊島区で粗大ごみを出す流れはとてもシンプル。たった5つのステップで完了します。「どこに申し込めばいいの？」「処理券っていつ買うの？」といったよくある疑問も、ここでスッキリ解消しましょう。

① 粗大ゴミ受付センターに申し込む

豊島区では、粗大ごみの収集は事前申し込み制です。申し込みは、「豊島区 粗大ごみ受付センター」へ電話またはインターネットで行います。

【電話での申し込み方法】

オペレーターと直接やり取りしながら進めたい方には、電話での申し込みがおすすめです。「豊島区 粗大ごみ受付センター（03-6633-2211）」に連絡し、以下を伝えましょう。

• 氏名・住所・電話番号
• 粗大ゴミの品目・サイズ・個数
• 希望の収集日

受付時間は月曜から土曜の8:00〜19:00（日曜・年末年始は休み）です。不安なことがあれば、その場で質問もできるので安心です。

【インターネットでの申し込み方法】

「時間を気にせず手続きしたい」方は、Web申し込みが便利です。豊島区の「粗大ごみ受付センターWeb申請サイト（※）」にアクセスし、案内に沿って必要事項を入力するだけ。

受付は24時間365日対応で、手数料と受付番号は申し込み完了画面に表示されます。受付番号は処理券に記入するので忘れずに控えておきましょう。

特に引越しシーズン（3月）や月末は電話がつながりにくくなるため、早めに進めたい方にはネット申し込みがおすすめです。

※豊島区「粗大ゴミの申し込み」

② 粗大ゴミ処理券を購入する

申し込みが終わったら、次に必要なのが「粗大ごみ処理券」。豊島区では、粗大ごみ1点ごとに指定の料金分の処理券を貼る必要があります。料金不足や貼り忘れがあると収集してもらえないので、ここはしっかり確認しておきましょう。

豊島区で使用できる処理券は、【A券（200円）】と【B券（300円）】の2種類。申し込み時に案内された金額に合わせて、必要な枚数を組み合わせて使います。たとえば800円なら、B券2枚＋A券2枚＝800円分を貼る形になります。

豊島区の粗大ごみ処理券は、以下のような店舗で購入できます。

• コンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)
• スーパー(まいばすけっと、コモディイイダ、くすりの福太郎など)
• 一部の郵便局や地域の販売協力店

取り扱いのない店舗もあるため、事前に確認しておくと安心です。3〜4月の引っ越しシーズンや月末などは、売り切れていることもあるので、なるべく早めに準備しておくのがおすすめです。

処理券には使用期限がないので、今回使いきれなかった分は次回の粗大ごみにそのまま使えます。余分に買っても無駄にならないので、予備を持っておくと安心です。

「貼る金額はこれで合ってる？」「手持ちの券で足りるかな…」と不安なときは、遠慮せずに受付センターへ問い合わせを。ちょっと確認しておくだけで、当日のトラブルを防げますよ。

※豊島区「有料ごみ処理券取扱所一覧」

③ 粗大ゴミ処理券に必要事項を記入する

処理券を買ったら、すぐに貼りたくなるかもしれませんが…その前に大切なひと手間があります。豊島区では、粗大ごみ処理券に必要な情報を記入することがルールです。記入がないままだと、申し込んでいても回収されないことがあるのでご注意を。

記入が必要なのは以下の3項目です。

• 回収予定日
• 受付番号
• 氏名(もしくは名字のイニシャル)

これらを書いておくことで、誰がいつ何を出したかが明確になり、区の回収作業もスムーズに進みます。

処理券はシールになっていて、そのままゴミに貼り付けられる便利な仕様です。ただし、記入は貼る前に必ず済ませましょう。家具や家電の表面は凸凹していて、あとから書こうとすると字がにじんだり、書きづらくなることがあります。

また、雨の日や湿気が多いときは特に注意。水性ペンだと文字が読み取れなくなることもあるので、油性マーカーや耐水ペンがおすすめです。

実際、記入漏れが原因で収集されなかった…というケースは意外と多いもの。処分当日に慌てないためにも、記入内容を出す前にもう一度確認しておきましょう。

④ 粗大ゴミ処理券を粗大ゴミに貼る

必要事項の記入が終わったら、次は処理券を実際に粗大ごみに貼る作業です。「とりあえず見えるところならいいでしょ」と思いがちですが、貼る位置を間違えると収集してもらえないこともあるので注意が必要です。

豊島区では、1点の粗大ごみに対し、必要金額分の処理券を“目立つ場所”に貼るのがルールです。以下に、よくある品目のおすすめの貼付位置をご紹介します。

• タンス・棚などの家具類：引き出し正面や扉の中央など、平らで見やすい場所
• マットレス・じゅうたん類：中央付近の広い面
• 家電類（扇風機・電子レンジなど）：操作パネル周辺や正面部分

反対に、裏側や下の方など見えにくい場所に貼ると、作業員が処理券を確認できずスルーされる可能性もあります。

処理券はシール式ですが、風や雨に弱いため、特に前日の夜に出す場合などは、セロハンテープなどで四隅を軽く補強しておくのがおすすめです。ただし、記入した文字の上にテープを貼ってしまうと読みづらくなってしまうので、文字がしっかり見えるように貼り方にはひと工夫を。

「ちゃんと貼ったつもりが、朝には剥がれていた…」というのは意外と多いトラブル。出す直前にもう一度、処理券がきちんと貼られているか、記入内容がはっきり読めるかをチェックしましょう。

この小さな処理券1枚が、粗大ごみの回収がスムーズに進むかどうかを左右します。きちんと貼っておくことは、自分の手間を減らすだけでなく、現場の作業員さんへのちょっとした思いやりにもつながりますよ。

⑤ 粗大ゴミを指定場所に出す

処理券の記入・貼付が済んだら、いよいよ粗大ごみを出します。とはいえ、「どこに出すの？」「何時までに出せばいいの？」と迷う方も多いはず。

豊島区では、収集日の朝8時までに、申込み時に指定された場所へ出すのがルールです。一戸建ての場合は、家の敷地に面した道路沿いが一般的。マンションやアパートなど集合住宅の場合は、管理人やルールに従ってごみ置き場へ出しましょう。

特にインターネットで申し込んだ場合は、普段の家庭ごみと出す場所が違うケースもあるので、申込完了画面や確認メールの内容をしっかり見ておくのが大切です。

「朝はバタバタするし、前日の夜に出しちゃおうかな…」という気持ちもわかります。でも、豊島区では基本的に当日の朝に出す決まりです。夜間に出してしまうと、以下のようなトラブルにつながることがあります。

• 通行人や近隣の方の迷惑になる
• 不法投棄と見なされる恐れがある
• 雨風で処理券が剥がれたり読めなくなる

しっかり申し込んでいても、出す時間や場所が間違っていれば収集されません。通行の妨げにならない、安全で目立つ場所に出すようにしましょう。

「この場所で合ってるか不安…」というときは、豊島区 粗大ごみ受付センター（電話・Web）に確認するのが一番確実です。ほんの少しの確認で、回収されないといったトラブルを防ぐことができますよ。

豊島区で粗大ゴミ搬出が困難な方

「大きくて運び出せない…」「階段がきつくて無理そう」そんな理由で粗大ごみの処分をあきらめてしまっていませんか？豊島区には、ご自身で屋外に出すのが難しい方のための支援制度があります。無理に動こうとせず、使える制度は上手に活用して、安全に処分を進めましょう。

粗大ゴミを運び出すのが難しい方へのサポート

高齢の方や身体の不自由な方など、自力で粗大ごみを外に出すのが難しい場合は、豊島区が実施している「搬出支援付き粗大ごみ収集（戸別収集）」を利用できます。

通常、粗大ごみは指定場所まで自分で出す必要がありますが、この制度を利用すれば、職員や収集作業員が室内まで取りに来てくれる場合があります。ただし、誰でも利用できるわけではなく、条件に該当する方のみ対象となるため、心配な場合は事前に確認を。

「自分が対象かどうかわからない」「申し込みの手順が不安…」という場合は、豊島清掃事務所または粗大ごみ受付センターに相談してみましょう。親身に案内してくれます。通常よりも回収までに日数がかかる場合があるため、引っ越しなどで急ぐ場合はできるだけ早めに申し込むのがおすすめです。

粗大ゴミ処理手数料減額の対象者

「処理券の料金が家計にとって重たい…」そんなときには、豊島区の手数料減額・免除制度を検討してみましょう。以下のような事情のある方が対象となることがあります。

• 生活保護受給者
• 児童扶養手当受給者
• 特別児童扶養手当受給者
• 国民年金の遺族基礎年金受給者
• 老齢福祉年金受給者
• 中国残留邦人等支援給付受給者
• 火災等の災害を受けた方
• 天災その他大規模な災害を受けた方

申請には、事前の手続きと証明書類の提出が必要です。詳しくは豊島区役所の担当窓口または粗大ごみ受付センターで確認しましょう。

「難しそうだから…」と諦めずに、まずは問い合わせてみるのがおすすめです。申請の流れは意外とシンプルで、条件に当てはまれば数百円〜数千円の処分費用が免除または軽減される可能性があります。

こうした制度は、まだ広く知られていない部分もありますが、困ったときには非常に頼りになります。負担を感じている方は、一人で抱え込まず、ぜひ豊島区の支援を活用してみてください。

豊島区で粗大ゴミの持ち込み処分はできる？

「自分で持って行ければすぐ片付くのに…」と思ったことはありませんか？残念ながら、豊島区では粗大ごみの自己搬入（持ち込み処分）はできません。区内には、一般の方が直接ごみを持ち込める清掃施設がなく、すべて豊島区の粗大ごみ収集サービスを通じて処分する必要があります。

そのため、「引越し日までに処分したい」「週末のうちに部屋を空けたい」といった場合には、自治体のスケジュールだと間に合わないことも。申し込みから収集までは、通常で数日～1週間ほどかかるため、タイミングによっては不便に感じる場面もあるでしょう。

そんなときは、不用品回収業者の利用も検討してみましょう。即日対応や室内からの運び出しが可能な場合も多く、一人暮らしや高齢者の方にも便利です。費用はやや高くなりますが、スピード重視なら有力な選択肢です。

豊島区では自己搬入ができない前提のもと、コストを抑えたいなら早めに区のサービスへ申し込み、急ぐときは業者を頼るという使い分けがポイントです。状況に合わせて、無理のない方法を選ぶことが大切です。

自治体で粗大ゴミとして回収できないもの

「大きいから粗大ごみで出せる」と思っても、豊島区では回収対象外になることがあります。粗大ごみかどうかはサイズだけでなく、安全性や法律の規定も関係します。処理券を貼っても回収されないことがあるので、申し込み前の確認が大切です。

① 家電リサイクル法対象の家電製品

見た目は粗大ごみに見える家電でも、「家電リサイクル法」に該当する製品は豊島区では回収していません。代表的な4品目は以下の通りです。

• エアコン
• テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)
• 冷蔵庫・冷凍庫
• 洗濯機・衣類乾燥機

これらはメーカーがリサイクルを義務付けられているため、自治体の収集ルートでは処分できません。処理券を貼って出しても回収されないので注意しましょう。

この4品目は、以下のいずれかの方法で処分するのが一般的です。

• 買い替え時に購入店舗で引き取ってもらう
• 自身でリサイクル券を用意して、指定取引所に持ち込む
• 家電量販店や不用品回収業者に依頼する

リサイクル料金はメーカー・機種によって異なりますが、目安は1,500〜3,000円前後です。自力で搬出が難しい方は、引き取りサービス付きの業者を利用する方も多くいます。

申し込んだのに回収されなかった…というトラブルを防ぐためにも、該当家電が含まれていないか事前に確認することが大切です。迷ったときは、豊島区の粗大ごみ受付センターに問い合わせると安心ですよ。

②パソコン

古くなったノートパソコンやモニターを「粗大ごみに出せたらラクなのに…」と思う方も多いですが、豊島区ではパソコン本体・ディスプレイなどは粗大ごみとして回収されません。これは全国共通のルールで、「資源有効利用促進法」により、家庭用パソコンはメーカーが回収する仕組みになっています。

「PCリサイクルマーク」があれば無料での引き取りが可能なことが多く、メーカーのサイトから申し込んで梱包・発送します。マークがない製品も、有料で回収してもらえる場合があるので確認を。

処分前には必ずデータ消去を忘れずに。個人情報が残っていると、漏えいのリスクがあります。不安な場合は、データ消去サービス付きの回収業者に依頼するのも安心です。

サイズが大きくても、パソコンや周辺機器は粗大ごみでは出せません。処理券を貼って出しても、豊島区では回収されずに残されてしまいます。安全・確実に処分するためにも、まずはメーカーやリサイクル業者のサイトをチェックして、正しい手順で処理しましょう。

③危険物・適正処理困難物

サイズが大きくても、すべてが粗大ごみとして出せるわけではありません。発火や有害性のあるもの、特殊な処理が必要なものは、豊島区では粗大ごみとして回収していません。これらは「危険物」や「適正処理困難物」と呼ばれ、通常のごみ収集では対応できない品目です。

粗大ごみとして出せない代表的なもの：

• 消化器
• 灯油・ガソリン・軽油などの燃料類
• 塗料・スプレー缶
• バイクやタイヤ、バッテリー類
• 農薬・殺虫剤・漂白剤などの薬品類
• ピアノ
• 耐火金庫
• 医療系廃棄物

特に注意が必要なのはスプレー缶の残量やリチウムイオン電池です。収集車の火災原因になることもあり、小さな見落としが大きな事故につながることも。こうした品目を処分したい場合には、以下のような対応をとる必要があります。

• 購入したお店に引き取りが可能か確認する
• 産業廃棄物業者や不用品回収業者に依頼する
• 豊島区の清掃事務所または環境課に相談する

うっかり出してしまうと回収されないだけでなく、思わぬトラブルになる可能性もあります。「これは粗大ごみで大丈夫かな？」と迷ったときは、事前に豊島区の粗大ごみ受付センターや清掃担当窓口に問い合わせておくのが確実です。ひと手間かけるだけで、安全にも安心にもつながります。

④ 事業系粗大ゴミ

豊島区の粗大ごみ収集は、家庭から出た不要品のみが対象です。見た目が家庭用でも、店舗や事務所で使っていたものは「事業系ごみ」とみなされ、区では回収してもらえません。

たとえば以下のような品目は、家庭ごみとしては扱われないので注意が必要です。

• オフィスデスク・事務用チェア
• 業務用棚・レジカウンター・店舗什器
• パーテーション・業務用ラック
• コピー機・大型プリンターなどのOA機器

近年は在宅ワークやフリーランスの方も増えていますが、たとえ自宅にあったとしても業務用として使用していたものは家庭ごみ扱いになりません。「どこにあったか」ではなく「どう使っていたか」が判断基準です。

実際、「処理券を貼って出したのに回収されなかった」という例もあります。不安なときは、豊島区粗大ごみ受付センターに事前確認するのが確実です。

もし事業系の可能性がある場合は、早めに不用品回収業者や産廃業者から見積もりを取るのがおすすめ。無駄な出費やトラブルを避けるためにも、早めの確認と準備がカギになります。

引越し・急ぎの粗大ゴミの処分はどうする？

「退去日が迫っているのに、粗大ごみの申し込みを忘れてた…」引っ越し準備でバタバタしていると、そんな焦りも起こりがちです。豊島区の粗大ごみ回収は事前予約が必要なので、急ぎのときは工夫が必要です。ここでは、そんな場面で使える2つの手段をご紹介します。

豊島区の自治体回収はすぐに依頼できる？

豊島区で粗大ごみを出すには、電話またはインターネットからの事前申し込みが必須です。通常、申込から収集までは5〜7日ほどかかりますが、3〜4月や年末などの繁忙期は予約が埋まりやすいのが実情です。

そんなときは、「仮でもいいのでまず予約」がおすすめ。品目がすべて決まっていなくても、ざっくりした内容で申し込んでおけばOKです。処理券の購入は後でも大丈夫なので、とにかく回収枠を確保しましょう。

時間に余裕があれば、自治体回収は費用も抑えられて安心。計画的に進められる方にはぴったりの方法です。

不用品回収業者を利用する

「気づいたら前日だった」「予約がもう取れない」そんなときは、不用品回収業者の活用も有力な手段です。即日〜翌日対応可能な業者も豊島区内に複数あり、希望の時間帯に来てもらえるケースも。

搬出作業もすべてお任せできるため、一人暮らしや忙しい方、小さなお子さんがいる家庭にも便利。家電などをギリギリまで使える点も引越し時には助かります。もちろん、自治体に比べて費用は高くなりますが、スピードと手間の少なさを重視したい方には十分選ぶ価値がある方法です。

どちらを選ぶにしても、共通して大切なのは「とにかく早めの行動」です。日程に余裕があれば豊島区の回収、急ぎなら業者、と状況に応じて判断しましょう。焦らず準備できれば、スムーズに片づけを終えて、気持ちよく新生活を始められますよ。

よくある質問(FAQ)

Q. 豊島区の粗大ごみはいつまでに申し込めばいいですか？

A. 通常、回収希望日の5〜7日前までに申し込みが必要です。3〜4月や年末年始などは混み合うため、10日〜2週間前の申し込みがおすすめです。

Q. スマホからでも申し込みできますか？

A. はい。豊島区粗大ごみ受付センターのWebページから、スマホ・パソコンで24時間申し込み可能です。申込後に表示される受付番号は、処理券に記入するため必ず控えておきましょう。

Q. 粗大ごみ処理券はどこで購入できますか？

A.豊島区内のコンビニ（セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど）、一部スーパー、郵便局などで購入できます。店舗によっては取り扱っていない場合もあるため、事前に確認がおすすめです。す。

Q.自治体の回収が間に合わないときはどうすればいいですか？

A. 急ぎの処分には、不用品回収業者の利用が現実的です。即日〜翌日対応してくれる業者もあり、室内搬出や分別も任せられるため、引っ越し前や忙しいときに便利です。

Q.家に高齢者や障がい者がいて運び出せません。どうすればいい？

A. 豊島区には、搬出が難しい方のために室内からの収集支援制度があります。利用には条件があるため、清掃事務所または粗大ごみ受付センターに相談してください。

Q. オフィス家具や業務用機器も粗大ごみで出せますか？

A. いいえ。店舗や事業所などで使っていた什器やOA機器は「事業系ごみ」にあたり、区では回収されません。専門の産業廃棄物処理業者へ依頼してください。

Q. 豊島区では粗大ごみの持ち込み処分はできますか？

A.いいえ。豊島区では個人が清掃施設へ粗大ごみを直接持ち込むことはできません。必ず収集サービスを利用してください。

Q.粗大ごみの申し込み後、品目や日程の変更はできますか？

A.回収予定日の2営業日前までであれば、変更やキャンセルが可能です。受付番号を控えたうえで、Webまたは電話で手続きを行ってください。

Q.粗大ごみの申し込み後、内容変更はできますか？

A.回収予定日の2営業日前までであれば、変更・キャンセル可能です。受付番号を控えて、電話またはWebから豊島区粗大ごみ受付センターに連絡しましょう。

Q.雨の日でも粗大ごみは出して大丈夫ですか？

A. はい、雨天でも通常どおり収集されます。ただし、処理券が濡れて文字が読めなくなると回収されない可能性もあるため、油性ペンで記入し、必要に応じて四隅をテープで補強しておくと安心です。

まとめ

豊島区で粗大ごみを出すときは、「申し込み → 処理券の用意 → 指定場所へ排出」という基本の流れを押さえておけば安心です。

日程に余裕があるなら、自治体の回収サービスがもっとも経済的で確実な方法です。ネットや電話で簡単に申し込めて、処理券もコンビニや郵便局で手軽に購入できます。

一方、退去日が迫っているときや、自分で運び出すのが難しい場合は、不用品回収業者を利用するのも有効な手段です。即日対応や室内からの搬出を行ってくれる業者もあり、スピードや手間の面では大きなメリットがあります。

「これって出していいの？」「料金はどのくらい？」と迷ったら、豊島区の粗大ごみ受付センターや公式サイトで早めに確認を。ほんの少し前もって動くだけで、粗大ごみの処分はグッとラクになります。無理なく、スムーズに片づけを終えて、新しい生活を気持ちよくスタートさせましょう。